2026.10.27 資金調達

第三者割当増資による資金調達の実施

初めまして。株式会社STAR Collection代表の大澤です。タイトルにもあります通り第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。そこで今回はこれまでの当社の取り組みやこれからのことについて書きたいと思います。

私たち株式会社STAR Collectionが向き合っているのは、テクノロジーによって音楽体験の可能性を広げる、という挑戦です。アバター、リアルタイム3DCG、メタバース、ライブストリーミング。その先に、アーティストとファンが新しい感動を共有する場所をつくりたいと考えています。

そしてこの度、当社はりそなグループのみなと銀行およびみなとキャピタル株式会社が、神姫バス株式会社、兵庫信用金庫と共同で出資する「ひょうご地域活性化ファンド投資事業有限責任組合」より、第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。本件を含む累計調達額は、総額2,900万円となります。

今回調達した資金を活用し、音楽・ライブコンテンツのさらなる充実を図るとともに、アーティストの表現と持続的な活動を支える技術基盤の整備を進めてまいります。

私たちについて
株式会社STAR Collectionは、2024年9月6日、音楽に特化したVTuber事務所として設立しました。設立に先立ち所属が決まった「VIKKii(ヴィッキー)」と「りるを。」の2名を中心に、アーティストのプロデュースとマネジメントに取り組んでいます。会社の知名度も無い中で、アーティストの2人が所属してくれたことに大変感謝しています。

そしてこれから目指していくのは、バーチャルという領域から世界へと活動を広げ、人々の人生に長く寄り添うアーティストを育てることです。

ライブを「映像」から「空間体験」へ

STAR Collectionはこれまで、VRChatでの音楽ライブ運営や、Z-aNを活用した3Dライブ配信に取り組んできました。リアルタイム3DCGの空間では、楽曲の展開に合わせてステージそのものを変化させることができます。光の動き、空間のスケール、視点の移動。それらを音楽と一体で設計することで、ライブの演出は物理的な会場とは異なる自由度を獲得します。

私たちが探究したいのは、こうしたイマーシブな表現です。

もちろん、表現の自由度が高まるほど、技術的な課題も増えていきます。
より多くの人に届けるためには、没入感とアクセシビリティを両立させる設計が欠かせません。

そのため私たちは、メタバース空間での体験と、映像として届けるライブ配信の両方を磨いています。独自の3Dライブ配信の取り組みも含め、表現、配信を一体で設計できる環境づくりを進めています。テクノロジーの価値は、ファンの心が動く瞬間にこそ表れると考えています。

企業とともに、音楽とIPの接点をつくる

取り組みは、自社アーティストのライブにとどまりません。
関西シグナルサービス株式会社様との取り組みでは、同社の事業である信号機の運用・保守をイメージしたメタバース空間と、オリジナルキャラクターを制作しました。さらに、その空間で当社所属アーティストとともに月1回のメタバース音楽ライブを開催しています。

企業の事業や技術を、空間とキャラクター、そして音楽を通じて伝える試みです。
メタバース空間を継続的に人が集まる場所として運営することで、企業と来場者の間に接点を積み重ねていく。企業PRや採用広報につながる認知形成を目指すとともに、オリジナルキャラクターをIPとして育てる可能性にも向き合っています。

また、オーエス・シネマズ様の映画館で上映前マナー映像にVIKKiiとりるを。が出演する企画も進めています。バーチャルで活動するアーティストが、日常のなかで新しい観客と出会う機会をつくる取り組みです。メタバース、配信、映画館。それぞれの接点をつなぐことで、アーティストの世界観をさまざまな場所へ届けていきます。

アーティストの活動を支える、収益化のインフラへ


アーティストが表現を続けるためには、その活動を支える経済的な基盤も必要です。
作品をつくり、ライブを開催し、ファンとの関係を育てる。その裏側には、コンテンツ制作だけでなく、会員管理、商品販売、決済、収益分配といった多くのオペレーションがあります。

私たちは自社アーティストの活動を通じて、こうした課題に日々向き合ってきました。そこで得た知見を、外部のVTuberやバーチャルクリエイターにも提供できる仕組みへと広げようとしています。

現在構想・開発を進めているのは、ファンクラブ、EC、配信、収益分配など、クリエイターの活動を支える機能を統合するプラットフォームです。

設計上の重要なテーマのひとつが、活動初期からファンの応援を収益につなげられること。動画プラットフォーム側の収益化条件を満たす前から、投げ銭などを通じて活動を支えられる仕組みを目指しています。

ファンにとっては、応援したいと思った瞬間に、その意思を届けられること。クリエイターにとっては、その応援を次の作品やライブに投資できること。この循環を、プロダクトとして支えていきたいと考えています。

自社アーティストの現場で課題を発見し、開発に反映し、実際の運用で検証する。そのフィードバックループを回しながら、外部クリエイターにも役立つ機能へと磨いていきます。

ミッション

私たちのミッションは、「時空を超えた、感動を永遠に届ける」ことです。
音楽にはすでに、時間と距離を超える力があります。生まれる前に録音された歌に励まされることも、訪れたことのない国のアーティストに心を動かされることもある。

そこにアバターという表現媒体が加わると、何が変わるのでしょうか。
歌声や楽曲に加え、姿、ステージ、世界観もデジタルアセットとして蓄積できるようになります。それらを未来の技術や新しい表現に接続することで、作品との出会い方を更新し続けられるかもしれません。

もちろん、データを保存するだけで感動が残るわけではありません。作品に込められた意思を尊重し、権利を守り、ファンとの関係を育てながら届け続けることが必要です。私たちは、音楽とテクノロジー、そしてマネジメントを通じて、その可能性に挑戦していきます。

次のステージへ

今回の資金調達を通じて、私たちはコンテンツの質と、それを届ける仕組みの両方を前進させます。
VIKKiiとりるを。の音楽を、もっと多くの人へ届けること。3Dライブの演出と視聴体験を磨くこと。企業との協業によって新しい接点をつくること。そして、クリエイターが活動を続けられる収益基盤を育てること。その中心にあるのは、アーティストの表現と、それを待っているファンの存在です。STAR Collectionは、そんな時間をファンとともにつくっていきます。